タスクスケジュールに関する研究


この研究は,代入文などの一つの命令(タスク)をどのプロセッサにどの時 刻に割り当てるかという問題,すなわち,スケジューリング問題を扱っている. そのタスク間の依存関係はDAG(Directed Acyclic Graph)で表わすことができる タスクグラフを用いてタスクのスケジュールを生成する研究を行っている.

この研究を容易にするために,Work-Time Cは 逐次計算機上でシミュレート実行することによりタスクグラフを自動生成でき る(もちろんこれはテキストである).それをSilicon Graphics社のIndigo2 上で,GUIを用いたツール(Dagger)を使 い視覚的にタスクグラフの形状がわかるようにして,スケジューリングアルゴ リズムの開発を行っている.そこで得られたスケジュールをもとにMIST(MIMD Schedule Translator)がMPMD(Multiple Program Multiple Data)プログラムを生成し,富士通(株)のAP1000や AP3000,あるいはNECのCenju-3といった実際の並列計算機上で実行することが できる.

また,Daggerは生成したスケジュールにつ いてもどのような通信が起こっているのか等多数の情報を得ることができる.

最後に,本研究室で開発されているスケジューリングアルゴリズムの特長につ いてまとめる.


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